我が家のCDラック
ほぼ自己満サイトですが、よかったら覗いてってください。
Helmet
所有一覧
- Meantime
- Betty
- Aftertaste
- Size Matters (5thアルバム)
- Monochrome (6THアルバム)
Size Matters
制作時のメンバーが凄い。Dr.にジョン・テンペスタ(Testament〜White Zombie〜Lob Zombie)、Ba.にフランク・ベロ(Anthrax)。メタル・サイドの強者二人を迎えて、今作は音楽的強度を増している。
彼らの特徴的な上下に揺さぶるような感覚ではないが、ボトムのがっちりとしたグルーヴィなリズム体はペイジ・ハミルトン(Gt.&Vo.)の歌を確実にバックアップしている。ギターはお馴染みON/OFFスイッチがついてるのではと思わせる鋭いリフに、音像も厚い。これにはセカンド・ギタリスト(クリス・トレイナー)の加入が大きく作用しているだろう。別の周波数帯域が鳴ることの効果を実感した次第。
総体的に、出世作「Meantime」のように暴走こそしないものの、正確且つ時折変則的なリズムと一緒に転がっていくこのダイナミズムはやはり唯一無二。首謀者・ペイジは度々いうことが違ったり前言撤回したり真意が読めないが、いずれにせよ復活を告げる作品となった。
Monochrome
まず、荒々しい音像のギターに耳を奪われる。いや粗々しさというべきか。今回はペイジがギター、クリスはベースをプレイ。インディーズのWarconからのリリースと言うこともあってか、厚みより鋭さが前面に出ている。突き刺さるような刺々しいギター、切り裂くように叩きつけられるビートなど、サウンドは近年のよく出来たメタル/ヘヴィ・ロックとは明らかに感触が違い、パンク/ハードコア的に生々しい。
音楽的には前作の延長線上だが、その印象はサウンドと同じく強い「衝動」。リズム体の交代も勿論、前作の「整合感」とは一線を画す。ペイジ・ハミルトンは様々の重荷を下ろしたかのように伸び伸びとしており、アヴァンギャルドなプレイが再び聴ける。こうなれば彼の独壇場で、聴き手を突き放すかのように荒れ狂った後、「Betty」を思わせるノイズで締めくくるM11のエンディングなどは「Meantime」の頃を髣髴とさせる。その凶暴でありつつどこか理知的な「暴走するインテリ」サウンドはやはり爽快だ。
余談だが、遂に日本盤は出なかった。「それでもボクはフォローします。」そう思わせてくれる快作。
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